明石高専 竪穴住居復元プロジェクト 活動ブログ

兵庫県播磨町の大中遺跡で、兵庫県立考古博物館と協力して竪穴住居を復元している様子を、明石高専の学生目線で更新していくブログです。

竪穴住居復元プロジェクト 11月22日 活動記録 


こんにちは、学生リーダーです。先週に引き続き今週も活動を行いました。今回は少なめで、自分を含めて学生は3人の参加でした。

 

午前中は古代体験学習に参加!

午前中はいつもの活動とは一風変わって、博物館主催の体験講座に参加しました。プログラムは大中遺跡をクイズを解きながら周る「大中探検隊」と、土器を使った米炊きと鍋の調理の2つです。

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大中探検隊を体験中の学生と参加者

大中探検隊では、大仲遺跡に纏わるクイズを歩き回りながら計10問解きました。小学生向けのプログラムとはいえ、いい歯応えの難易度で楽しかったです。

 

そして歩いた後はご飯の準備です。今回は古代体験なので、食材を石包丁で切りました。切れ味が悪そうに見えて意外と切れるもので、みんなで協力して切っていたらあっという間でした。

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石包丁でザクザクと白菜を切っていきます

切り終わった具材たちは大きな鍋へ投入して火にかけます。同時に壺型の土器に古代米を入れて飯盒炊爨のように炊いていきます。この火も私たちが起こしました。(自分がやっちゃって写真撮るの頼むの忘れちゃいました…)

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左は鍋、右は古代米が入っています

 

そうして暫く待ったのちに出来上がったのがこちらです!

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左が古代米、右が古代鍋です

博物館の方が竹の容器を用意してくれていたので盛り付けてみました。とってもお洒落!これが"映え"というやつか……

古代米は素朴な味のお米で、鍋は塩、野菜、鶏の出汁が効いた優しい味でした。

 

これにて古代体験学習は終了!午後からは通常通りの活動です。

午後は柱材の皮むき

腹を満たしたら午後は竪穴の作業です。今回は今度復元する住居の柱材の皮むきを行いました。しかしまあ、これがまたキツい作業なのです。

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道具を使って皮むき。中腰での作業はキツい!

皮は綺麗につるっと剥けてくれるわけではないので、交代ごうたいでやっても中々に時間がかかります。今回は丸ごと一本と以前やりかけていた一本しか剥き終わりませんでした。これは平行作業でじっくりとやるしかなさそう…

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柱の下部30〜40cmくらいに防腐剤を塗ります

皮を剥き終わった柱材は、地面に接する部分に防腐剤を塗りました。これにて今回の作業は終了です。

 

今回はいつもとは違う体験があり、とても楽しかったです。

次回は11月29日(日)です。残念ながら明石高専はテスト前のため、参加できる学生はあまりいなさそうです。私は…午後だけ参加しようかな……

ブログを見た方で活動に興味を持たれた方は是非下記メールアドレスまでお問い合わせください。明石高専以外の方の参加も大歓迎です!それではまた次回〜!

 

竪穴住居復元プロジェクトメールアドレス

pithouse_project@yahoo.co.jp

竪穴住居復元プロジェクト 11月14日 活動記録 



皆さんこんにちは、学生リーダーです。

先日の11月14日に活動を行いました。今回、明石高専からは5人の学生が参加しました。


今回作業したのは2016年に完成した5号住居と呼ばれる住居。屋根が腐ってしまい空が見える状態だったので茅を足して修復します。

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5号住居を見つめる博物館の職員さん。

 

今回は外側での作業を、今まで内側の作業をメインでやっていた3年生に任せてみました。外側は少し複雑な結びを必要としますが、すぐに覚えて片面の修復を一気にしてくれました。

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黙々と作業を進める3年生。今後の活躍に期待です。

 

午後からは学生が2人帰ったので少数精鋭での作業でしたが、屋根の上部のだいたいを葺くことができました。次回は残りを葺いて杉板を乗せて完成まで持っていきたいですね。

 

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活動終了時の5号住居。次回こそ修復完了を目指したいです。

 

次回の活動は11月22日(日)です。午前中は土器を用いてのご飯炊きが体験できるそうです。

一般の方も参加歓迎しております。興味があれば是非大中遺跡までお越しください。

竪穴住居復元プロジェクトのブログ始めました。

 皆さんこんにちは。私は竪穴住居復元プロジェクトの学生リーダーです。

 この度、当プロジェクトの情報を発信して欲しいと要望がありましたので、竪穴住居復元プロジェクトを学生目線で見たブログを開設しました。

 当ブログではこれから、活動後の報告やプロジェクトに関わる色々な情報を更新していきたいと思います。

 今回は初めの挨拶なので短くてすみません… これからよろしくお願いします!